お見合い慣れのデメリットとは

婚活事情

こんにちは、縁結びメンターMISAKIです。

結婚相談所に入会すると、活動のメインはお見合いになります。
結婚願望が強く、早く結婚したい人ほど、毎週のようにお見合いをこなします。
毎週会って月に4~5人、半年も続ければ30人ほど。
その頃にはすっかりお見合いに慣れ、スムーズな会話が出来るようになるでしょう。

ですが。
お見合いに慣れるというのは必ずしも良いことばかりではありません。

恋愛経験が少なく、口下手な男性の場合は、お見合い慣れしてコミュニケーション力が上がるのは悪いことではありません。
問題は、女性の場合。
元々男性よりもコミュニケーション能力が高いので、不慣れな段階でもある程度会話出来てしまいます。
それがさらにお見合い慣れしてしまうと、どうなるでしょう?

お見合い慣れすると、お相手と恋に落ちません

お見合いというのは、一定の段取りがあります。

  1. 待ち合わせ
  2. 顔合わせの挨拶、軽い世間話
  3. 自己紹介から膨らませた話題
  4. 一時間を目安に切り上げ

概ね、こんなところでしょう。
不慣れなうちは

「えーと、とりあえず自己紹介でもしますかね…?」
(うわ~どうしよう、場が持たないよ~。なに話せばいいの?)

みたいな感じで探りながら進行します。
ところが慣れてくると、

「はじめまして!今日は寒いですね~。まずは自己紹介ですよね?」
というように、歯切れよく進みます。

さらに、相手の自己紹介を聞きながら、

(あ~、それプロフィールシートに書いてあったな。ていうか写真よりかなり太ってない?思ったより老けてるし)
(あ~、こんな感じか、ハイハイ。写真で分かってたけど、やっぱり見た目好みじゃないな、どうしよう)

というように、会話しながら相手を値踏みするようになってきます。
緊張したり、ドキドキしていればまだしも、こんな風に採用面接の人事担当のようになってしまったら、とても恋に落ちることはできません。
女性にとってお見合いに慣れるということは、お見合い相手を恋愛対象に出来なくなるということなのです。

結婚と恋愛を切り離せる女性なら、特に問題はありません。
ですが、大半の女性は恋に落ちた相手との結婚を望んでいます。
それが例えお見合いであっても、です。

お見合い相手と恋できない原因は男性の問題だけでなく、女性の「お見合い慣れ」にもあるのです。

お見合いという「ぎこちなさ」を楽しむ

そもそも初対面の相手と素の状態でスムーズに会話が盛り上がれたら、それはほぼ奇跡です。
コミュニケーション力を駆使して多少頑張ってもいいのですが、もしこれがお見合いではない初回デートだとしたら、何となくお互いぎこちないものですよね?

お見合いは、仕事の採用面接ではありません。
もちろん取引先への営業でもないのです。
生活を共にするパートナー候補として会うのに、ビジネス的コミュニケーションスキルを発揮する必要はありません。

ぎこちなくなっても、会話が続かなくても、素直な自分を相手に見せること。
それが出来れば、お見合いでも恋は生まれやすくなります。
多少段取りが悪くてカッコ悪くてもいいのです。
それがダメな相手なら、おそらく結婚してからお互い苦しくなるでしょう。
人生のパートナー候補に、変なカッコつけは必要ないのです。

お見合いに必要なのは、素直さと誠意

ぎこちなくてもカッコ悪くても構わないのですが、一つだけ忘れてはいけないこと。
それは、相手への誠意です。

お見合いのためにわざわざ時間を割いてくれたこと。
そのためには少なからぬ準備があっただろうとということ。
そこに感謝して、そのことに応える誠意を表すこと。

これがなければ、絶対に次はありません。

ぎこちなくてもいいというのは、話すのが苦手だからしゃべらなくてもいいということではありません。
スムーズに話せなくてもいいのですが、誠意はきちんと言葉にしなければ伝わりません。

離れしたスマートさよりも、素直さと誠意。
もし次にお見合いの予定があるなら、これを忘れずに臨んでくださいね!

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