こんにちは、縁結びメンターMISAKIです。
婚活をする理由は人それぞれですが、男女ともに婚活をする理由の一つに「子供が欲しい」という人は多いです。
自分の子供が欲しい。
男女ともに、これは本能ですから、そう思うのはもっともです。
ですが「出来れば欲しいけど、自然に任せる」ならいいのですが、「絶対子供が欲しい=婚活」という考え方には大きな問題があります。
子供が絶対にできる保証はない
まず当然のことですが、子供というのは絶対にできるという保証はどこにもありません。
男女ともに妊娠に適した要素がそろっているとは限らないですし、それは年齢すら関係ありません。
よく「子供が欲しいから、女性は35歳までしか会いません」という婚活男性がいますが、35歳までの女性が必ず妊娠できる保証はありません。
ちなみにこれは余談ですが、32歳で婚約したものの、男性の両親から「 32歳の女はやめてくれ。子供が生まれない 」と言われて婚約破棄された人もいるようです。
これは本当にひどい話ですが、男性が子供ありきで結婚を考えている場合は起こりうる事態です。
そもそも男性側にも不妊の原因は大いにありうるので、こういう価値観を持つ同士なら、交際前にブライダルチェックを受けるべきです。
(結婚相談所はオプションでつけてもいいと思うのですが…)
ただし、お互いに身体的には問題がなくても子供が出来ないこともあります。
子供を作ることありきで婚活するのは、ものすごいハイリスクな賭けをするようなものです。
その賭けの元本は、自分の人生。
子供が作れなかったら「自分の人生は意味がない」という価値観だからです。
「女は子供を産んで一人前」 は単なる呪い
子供を作りたい理由が「老後が心配」「産まないと女性として認められない」「親が孫を望んでる」というような理由なら、絶対によく考え直すべき。
— 山内三咲 (@misakinha) 2019年3月14日
これらの理由は、全部他責だから。
自分でなんとかすればいいことならコントロールできるけど、これらの理由は人生を人任せにする他人軸。
子供を産まないと女性として欠陥があるかのような風潮は、女性をずっと苦しめてきました。
未だにそのような発言をする政治家がいたり、実際に出産経験がある女性が「女は子供を産んで一人前」のようなことを言うのを聞くこともあるでしょう。
こう感じてしまう女性がいることが、現代日本の呪いだと思う。
— 山内三咲 (@misakinha) 2019年3月12日
一方で「産んでない女性に価値を認めないという環境から逃げる」という選択肢もあることを知ってほしい。
私は出産してないけど、今の環境でそれを揶揄する人はいない。 https://t.co/MvMJiTGZOe
このような価値観に囲まれていると、「母親はステイタス」のような考えに至ってしまうのもわかります。
でも、これは単なる「呪い」で、正しいことではありません。
『 世間 』とか『世の中』というのは実際には存在せず、個人の集合体でしかありません。
「子を産まない女性は一人前じゃない」という価値観は、所詮他人の価値観です。
受け入れるかどうかはあなた自身が決めればいいのです。
子供を産まなきゃ女としてダメだ的なこと言う出産経験のある女性って、結局自分の子供を不幸にすると思う。
— 山内三咲 (@misakinha) 2019年3月6日
なぜって、自分の子供が子を作る人生を選ばなかったら、それを否定することになる。
産んだことにしか自分の価値を見出せてないっていう自己肯定感の低さを自覚したくないんだろうなあ。
もちろん出産は素晴らしい経験だと思うけど、産まない人生が産む人生に劣るとは思えない。
— 山内三咲 (@misakinha) 2019年3月6日
そういう言葉が30代後半の未婚女性の呪いになって、彼女たちを苦しめてる。
変に焦って出会いを繰り返す婚活をしても、いい結果は絶対ついてこないのに。
産むことの動機が「産まないと周りからの目がツライ」という理由なら、産まない方がいいです。
そんな理由で生まれてくる子供は、あなたの自己保全の犠牲になってしまいます。
子育ては、その程度のモチベーションで出来るものではありません。
子作り前提の婚活は出来るのか?
では、どんな理由なら子供を作りたいという動機で婚活してもいいのでしょう?
女性側の子供が欲しい理由として、「産んでみたいから」という動機なら、それに従って婚活した方がいい。
— 山内三咲 (@misakinha) 2019年3月14日
それは一番自然な、本能的欲求だから。
ただし、自分のブライダルチェックをした上で婚活すること。
産める状態なのか把握しておくのは、人生の選択肢を絞るのに有効な手段だと思う。
答えはとてもシンプルです。
「自分の子供が欲しい」「女性として産んでみたい」そう思うなら、そのために婚活するのはアリでしょう。
ただし、そのために産めるかどうかを確認しておく「ブライダルチェック」は必須です。
ここで一番重要なのは、相手の男性も同じような価値観でなければいけないということです。
男性もブライダルチェックをクリアしていなければ子供が出来るかわかりませんし、女性も場合によっては不妊治療が必要になるので、それに協力的な男性でなければ乗り越えられません。
ただし、ここに大きなハードルがあります。
男性は子供が欲しくても、なかなかブライダルチェックに行きたがりません。
自分が原因で子供が出来なかったらと思うと、多分怖くて行けないのでしょう。
これは男女の埋められない違いです。
女性の方からはどうすることも出来ません。
つまり、産みたい女性が確実に子供が作れる男性に出会うのは結構難しいのです。
というよりも、初めから子作り前提で、かつ子供が作れる保証がある状態で双方が出会うのは、ほぼ無理ということです。
子供を持つかよりも、パートナーありきで考える
結婚というのは、当然ですが二人でするものです。
根本的な価値観が合う相手でないと難しいので、まずは自分の結婚観を確定させることが重要です。
ですが、すべての価値観・結婚観が一致する相手は存在しません。
ある程度一致して、且つお互いに好きになれたら、そこから先の関係は二人で作っていくものです。
結婚観は、最終的には二人で築くものなのです。
子供を作るかどうかは、一人で決められる問題ではありません。
すんなり出来ることもありますが、そもそも出来るかどうかも確実ではなく、作るのに困難を伴うこともあるでしょう。
それを乗り越えていくには、二人の信頼関係が重要です。
「子作りありき」で結婚してしまうと、この困難を乗り越えられません。
それこそ「子供が出来ないなら、別れる」ということになりかねません。
これらのことを考慮すると、子供を持つかどうかというのは結婚の前提にすべきではありません。
あくまでもパートナーと信頼関係を築く方が優先すべきことなのです。
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